■「福光スポーツクラブ設立20周年記念講演会」
■10月1日（日）
■富山県南砺市・JA福光中央会館

　田知本遥が地元富山県の南砺市で「頂点から見えたもの～『勝ち』より『価値』～」と題して講演を行ないました。地元住民の方々、柔道関係者約150名に向けた講演の冒頭で、「努力は裏切らないと聞いたことがある人は多いかと思いますが、これは本当だと思いますか？」と質問を投げかけた田知本は、自身の努力が何度も打ち砕かれてきたことを題材に話を展開しました。

　姉と一緒に同じオリンピックに出場するという夢に向かって努力したが叶わなかったこと、ロンドンオリンピック後には記憶を消し去りたいほど辛かったことなど、リオデジャネイロオリンピックでの金メダルの裏側に、叶えたくても叶わなかった夢、心が折れた経験が多くあったと話しました。それでも「辛い経験・過程には自分を強くしてくれたという“価値”があり、努力を続けることで得られることは大きく、夢にはすべてを懸ける“価値”がある」と伝えました。

　最後にリオデジャネイロオリンピックの金メダルを披露すると、聴講者の皆さんから大きな拍手が湧き起こりました。また、ある聴講者の方は「何度も挫けそうになったところから、ひたむきに努力をして金メダルという目標を達成した姿が想像できて、涙を流しました」と、素敵な感想を話してくださいました。