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PROFILE

プロフィール

眞鍋 政義Masayoshi Manabe

日本の女子バレーボール界に28年ぶりのメダルをもたらした知将

生年月日1963年8月21日
出身地兵庫県姫路市
出身校大阪商業大

略歴

  • 大阪商業大学附属高でインターハイ優勝。大阪商業大時代にユニバーシアード優勝。1986年、新日本製鐵に入社、新日鐵黄金時代を築いた。
    1985~2003年は日本代表に選出、1988年にはソウルオリンピック出場。イタリアセリエA挑戦など日本を代表するセッターとして長く活躍したが、2005年に現役引退。同年、久光製薬スプリングス監督に就任し、2009年からは女子日本代表の指揮を執った。
  • 2010年の世界選手権では、試合中iPadを手に緻密なデータ分析をしながら指示を出す「IDバレー」で同大会32年ぶりのメダルを獲得(銅メダル)。2012年ロンドンオリンピックでは28年ぶりとなる銅メダルをもたらした。
    2016年リオデジャネイロオリンピック後に代表監督を退任。同年12月、地元でクラブチーム「ヴィクトリーナ姫路」(株式会社姫路ヴィクトリーナ)を立ち上げると、2019年、発足3年目でV2リーグ優勝、V1リーグ昇格を果たした。
    2021年、再び日本代表の監督に就任し、2024年ネーションズリーグで銀メダルを獲得。同年のパリオリンピック出場に導いた。

主な競技歴

・所属チーム
1986年~1998年 新日鐵ブレイザーズ(現:堺ブレイザーズ)
1999年 イベコ パレルモ(イタリア・セリエA)
2000年~2001年 旭化成スパーキッズ
2002年~2003年 松下電器パナソニックパンサーズ
2004年~2005年 旭化成スパーキッズ
・国際大会出場歴
オリンピック 1988年
世界選手権 1986年、1990年、1998年
ワールドカップ 1985年、1989年、1995年
・受賞歴
日本リーグ・Vリーグ ベスト6:12回、優勝監督賞:1回
黒鷲旗 最優秀選手:1回、ベスト6:6回

主な指導歴

2005年~2008年 久光製薬スプリングス
2009年~2016年・2021年~ 女子日本代表バレーボールチーム
・日本代表監督での主な戦績
2009年 アジア選手権 3位
2010年 世界選手権 銅メダル
2011年 アジア選手権 準優勝
ワールドカップ 4位
2012年 ロンドンオリンピック 銅メダル ※28年ぶりのメダル獲得
2016年 リオデジャネイロオリンピック 5位
2024年 ネーションズリーグ 銀メダル
  パリオリンピック 9位

主な講演内容

「逆転発想の勝利学 ~チームのスイッチを入れる~」
日本のバレーボール代表監督は、カリスマ監督が歴任してきたイメージがあるが、眞鍋自身はカリスマ監督ではないという。
金メダルという目標に向けて、個性派集団をひとつにするために、一人一人の選手とのコミュニケーションを大事にし、真正面から向き合い、いかにしてモチベーションを上げ同じ方向に向かわせるか。女性特有の繊細さなど、女性のマネジメントには難しさもあるが、一致団結したときに発揮する力は無限。個人の能力を生かしつつ、チームワークの構築を第一にチーム作りを心掛けた。
世界と比べると身体的不利な状況でも、眞鍋の「逆転の発想」で生まれた厳しい練習の成果もあり、女子バレー界28年ぶりの悲願のメダル獲得につながる。iPadを片手に指揮を執るIDバレーのイメージが強い眞鍋だが、女性の集団をどのようにマネジメントし、チームのスイッチを入れたのか、メダル獲得のための非常識を常識にする逆転の発想とは。

主な著書

・『女性マネジメント 最大限に女性の能力を引き出す技術』(2012年12月 / 扶桑社)
・『バレーボールは眞鍋に学べ!―全日本女子眞鍋政義監督初のテクニカルブック』 (2012年5月 / 日本文化出版)
・『逆転発想の勝利学』(2012年5月 / 実業之日本社)
・『チームのスイッチを入れる。 カリスマじゃなくてもできる組織を変える55の戦略』(2011年10月 / 朝日新聞出版)
・『「精密力」~日本再生のヒント~』(2011年5月 / 主婦の友社)

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