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髙橋礼華・松友美佐紀ペアが中国オープンの女子ダブルスで日本人初優勝!

2018.09.26 試合結果

[バドミントン:BWFワールドツアーSuper1000「中国オープン」]
◇9月18日(火)~23日(日) ◇中国/常州市

 

Super1000の3大会、旧SSプレミア5大会完全制覇の快挙

 

 髙橋礼華と松友美佐紀選手(ともに日本ユニシス)のペアが、ワールドツアー最高グレードの中国オープン(Super1000)で、日本人ペアとして初めて優勝し、今季3勝目を上げました。

 

 髙橋・松友ペアは、2016年に全英オープンとインドネシアオープンを制しているため、3つあるSuper1000大会のタイトルを揃えたことになり、昨年までのグレード制で最上位だったSS(スーパーシリーズ)プレミア5大会-他2つはデンマークオープンとマレーシアオープン-の完全制覇も成し遂げました。

 

6連続ポイントを奪われ奪い返す派手な決着で決勝へ

 

 前の週、連覇を目指したジャパンオープンで2回戦敗退を喫し、髙橋は「このままではオリンピックの出場も難しい」と、悔しそうに話していました。並々ならぬ決意で臨んだ中国オープンも簡単には勝ち上がることができず、二人には珍しく2回戦から3試合連続でフルゲームの試合となります。それでも2回戦と準々決勝は第1ゲームを落としたものの第2、第3ゲームはペースを渡さずにしっかりと勝利しました。

 

 最も厳しい試合となったのは、準決勝のポリイ/ラハユ(インドネシア)戦でした。第1ゲームは終盤に抜け出して奪いましたが、風下に回った第2ゲームはいいところなく12本で奪われてしまいます。ファイナルゲームは11-9でリードしてコートチェンジで風下側に回り、15-10と5点差までリードを広げましたが、そこから6連続ポイントを許し逆転される嫌な流れに。しかし、すぐに16-16と追いつき、そのあとの長いラリーを制して再び流れを引き戻すと、一気にマッチポイントを握ることに成功。最後は髙橋の好レシーブとネット前でのプレーも飛び出しゲームを決めました

 

 BWF公式ツイッターのハイライトで、ラストプレーの素晴らしい守から攻への切り替えが確認できますので、ぜひご覧ください。

 

決勝はオリンピックと世界選手権の金メダルペア対決に

 

 迎えた決勝は、世界選手権の準々決勝で対戦し敗れ、そのまま世界一まで駆け上がった永原和可那・松本麻佑(北都銀行)ペアが相手でした。永原・松本ペアには、インドネシアオープンでも敗れていて、国際大会では1勝3敗と苦しめられていました。しかし、この試合では、相手の強みである高さを活かした攻撃を許さない髙橋・松友ペアの巧みなプレーが続きました。特に第2ゲームは完勝と言える内容で永原・松本ペアを圧倒。16本、12本に抑えてストレート勝利で優勝を決めました。

 

 弾けるような笑顔で表彰台に上がる二人(ファイナリストとなった4人全員笑顔!)の写真が、バドミントン協会の公式ツイッターにアップされています。

 

◇試合結果◇
18日/R32 ◯21-9,21-9 vs E.BOLOTOVA / A.DAVLETOVA(RUS)
20日/R16 ◯19-21,21-13,21-13 vs D-D.HARIS / R-A.PRADIPTA(INA)
21日/QF  ◯16-21,21-14,21-15 vs M.FRUERGAARD / S.THYGESEN(DEN)
22日/SF  ◯21-17,12-21,21-16 vs G.POLII / A.RAHAYU(INA)
23日/Final◯21-16,21-12 vs 永原和可那・松本麻佑(北都銀行)
※BWFフェイスブックにアップされている決勝のハイライトです。