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京谷和幸が北海道で指導者に向けて講演。東京パラで銀メダルの快挙へと導いた指導方針を伝授

2021.11.30 活動レポート

■北海道スポーツ協会「令和3年度指定強化指導者研修会」
■11月23日(火)
■北海道札幌市・北海道立総合体育センター「きたえーる」

 

 京谷和幸が、令和3年度指定強化指導者研修会の講師を務めました。聴講者は、北海道スポーツ協会加盟競技団体の指導者たち約80名。

 

 京谷は「パラリンピック銀メダルへの道のり~京谷式4つのメソッド~」と題し、東京パラリンピックで男子車いすバスケットボールチームが何故銀メダルを獲得できたのか、歴史的快挙の背景にある指導方針を4つのメソッドにまとめてお話ししました。

 

 そのうちの1つが、チームづくりの上で最初に取り組んだ目標設定でした。メソッドとしては、「『最高』と『最低』の目標設定」。

 

 京谷がヘッドコーチに就任した際、チームの目標は「金メダル」でした。しかし京谷には「本当に金メダルを目指せる力量なのか?」という疑問があったそうです。この目標について選手一人一人と話をしてみたところ、やはり同様の疑問を感じている選手が多数出てきました。

 

 そのため京谷はチームの目標を、“最高の目標は金メダル” “最低の目標は決勝トーナメントで1勝(ベスト4)”としました。その意味を「目標設定においては、少し手を伸ばせば届きそうなところを目指すことが大切。手が届くイメージができないものは目標にならない。全員と腹を割って話した結果、最低目標を見据えることにしました」と話しました。

 

 聴講された方々からは、「日本代表クラスのみならず、子どもたちの指導においても参考になるところが多かった」「早速今日の練習から取り入れてみます」という言葉を聞くことができました。