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大山加奈が講演で「繋ぐ」ことの大切さを伝え、バレー界の課題を解決する意欲を表明

2019.12.10 活動レポート

岩倉市スポーツ振興事業「スポーツ講演会」
■12月8日(日)
■愛知県岩倉市・岩倉市総合体育文化センター

 

 大山加奈が、愛知県の岩倉市と岩倉市教育委員会が主催する講演会で講師を務めました。

 

 講演のタイトルは「繋ぐ~バレーボールが教えてくれたこと~」。前半は小学2年生でバレーボールと出会ってから、26歳で引退するまでのバレーボール人生を振り返りました。バレーボールのおかげで幼少期に抱えていたぜん息を克服できたこと、夢を叶えるためにはその夢に相応しい人になる必要があると知ったこと、かけがえのない仲間と出会えたことなど、大山がスポーツからたくさんの財産を得られたエピソードを語りました。

 

 一方、大山は小中高で日本一を経験し、日本代表として世界三大大会に出場するなど輝かしい経歴を持ちますが、「今振り返ると、本当に私のバレーボール人生が幸せなのかどうかは疑問に感じるときがあります。恵まれていたのは確かですが、今でも腰や肩に爆弾を抱えており、将来自分の足で歩けるかどうか?不安は尽きません。バレー界は未だに長時間練習が当たり前の世界なので、今の子どもたちにはそんな人生を送ってほしくない。そのために行動を起こしていきます」と今後の目標も披露しました。

 

 後半は講演タイトルにもある「繋ぐ」ということに焦点を当て、「バレーボールは、2時間ほどの試合時間に対して、実際ボールを触っている時間は5分ほどしかありません。故に、仲間のプレーを活かす動き、仲間のミスをカバーする動きが大切になります。さらには控え選手の声掛けやスタンドからの声援が繋がることも、強いチームに無くてはならない要素です。これは会社、地域、家族などにおいても共通することなので、皆さんの環境にも当てはめて考えてみてください」と、社会における「繋ぐ」ことの大切さについて語りました。